Artisan:新世代マウスパッド レビュー

東京ゲームショー2014 にあわせて発表されたArtisan製「新世代マウスパッド」をこれまでにない検証方法とあわせてその性能をレビュー

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Artisanは「新世代マウスパッド」と銘打った特別モデルを発表した。
ゲーマー向けマウスパッドでは既に「疾風」「飛燕」といったフラッグシップモデルが存在するが、今回発表されたのはその次の世代となるモデルだ。
TGSでもごく限られた人しか入手できず、現在はまだ商品化も未定というまさに「プロトタイプ」である。
試供品ということでサイズの小さいものだろうと思ったが、全くそんなことはなくLサイズだった。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAサイズはArtisanが定めるLサイズのものだった。むしろデカイ

小さい試供品だと、ハイセンシのプレイヤーはいいとしても、ローセンシのプレイヤーは自分のスタイルで体験することが出来ないというジレンマがあったが、
このサイズであれば、運よく手に入れられたプレイヤーはスタイルに関わらず存分にテストする事が出来る。
この心意気はこのマウスパッドにかける自信の表れかもしれない。

■製品情報

サイズ(mm) タイプ 構造 裏面
42 x 33 x 4 mm 3層:布/スポンジ/ラバー ノンスリップラバー

構造は《ポリエステル》+《特殊加工》+《超高性能スポンジ》+ 《完璧防滑》の組み合わせとなっており、
特殊な織り方をされたポリエステルの布面にスポンジが接着され、底面には凹凸下降されたラバーがしっかりと支える構造になっている。
このラバー加工が秀逸で、このサイズにもなると腕で押し込んだくらいでは全く動かないので、マウスを大きく動かすプレイスタイルでも安心して使用できる。

■布製とは思えない「スムーズな滑り」と「止めやすさ」の実現

OLYMPUS DIGITAL CAMERA均一な織り目は美しさすら感じる

「滑りやすさ」は非常にスムーズで布製によくある初動の「引っかかる感じ」は全くない。
マウスを大きく動かすローセンシのプレイヤーはこの「引っかかる」というのがない事で、「疾風」同様にストレスが軽減されるはずだ。
滑りやすいマウスパッドは同時に「止めにくい」という事でもあるのだが、マウスを動かす状態から止めようというとすると今度は「飛燕」の様に僅かな抵抗が生まれて、ピタッと思った位置に止まってくれるのだ。
この抵抗はマウスの縦移動にも現れており、リコイルコントロールを行うシーンでは横移動よりも抵抗があるため、微細な操作をミスする事は少なくなるのではないだろうか。
筆者は普段は「飛燕」を使用しているが、この新世代はその止めやすさ感を維持しつつ、「疾風」初動を持ち合わせているという2つのフラグシップモデルの両方のよさを持ち合わせていると言っても過言ではない。

■顕微鏡で見えた新世代の秘密

次に筆者が個人的に所有している顕微鏡があったので、他のArtisan製マウスパッドと表面がどのように変化しているのか見ていきたい。
検証に使用したのは「ガラスコート改2」「飛燕」「新世代」の3つだ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA確かこのガラスコート改2もプロトタイプモデルだったと思う

ガラスコート改2
ガラスコートちょっとキモイ感じのするガラス粒子

ガラスコートの表面は円形のガラス粒子が吹き付けられており、この丸い粒子が滑りを生み出していることがわかる。ただ、ガラスコートの粒子の大きさは一定ではないため、ザラつきと同時に一定ではない抵抗感を生み出してしまっている。

飛燕
飛燕 Artisanでは現在一番人気の「飛燕」

飛燕の場合ポリエステルの繊維が絡まって1本の大きな糸になって、それを格子状に均等に織られているのが解る。
ただ、ポリエステルの繊維にはバラつきがあり、まとまっているいる訳ではない事がこの写真でも解るだろう。この僅かな繊維のまとまりと、織り目が「飛燕」抵抗を生み出していることが解る。

新世代
新世代新世代はその名のとおり、繊維も織り目も全く新しいものになっている

「飛燕」よりもポリエステルの繊維がきちんとまとまっている。縦糸は従来と同じ形だが、横糸ではコーティングされ、細かいまとまりなっている事が解る。
織り目自体も倍近く細かくなっているため、初動の滑り出しの良さが生まれたと言うわけだ。
更に言えば、格子状であった織り目も変化しており、織り目が横に大きい形になっていることでも、横移動時の滑りやすさを実現しているのだと思われる。

■新世代に偽りなし

実際にゲームプレイをしてみると滑りのよさと、程よい僅かな抵抗がゲームプレイのストレスを軽減してくれることは間違いない。筆者もこの滑りと止まりやすさに魅了されてしまった一人だ。
1つ同時に考えられるのが、このマウスパッドの耐久性である。特に表面の布部分はともかく、スポンジ部分がヘタってしまいがちになるのでこのモデルでも同様の可能性がある。今まで使用してきた同社製のマウスパッドは大体半年くらいで買い換えなければいけないので、この新世代も同じ程度なのか、それとももっと短いのかは検証してみないとわからない。

現在の所、このマウスパッドは販売予定は未定という事なので、このマウスパッドが消耗してしまったらどうしようという悩みも抱えてしまっているが、この世代のマウスパッドが正式に販売開始するのであれば、「とりあえずコレ買っとけ」と誰にでもオススメできるマウスパッドである事は間違いない。

■販売元:Artisan
http://www.artisan-jp.com/

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